目次
- 1 最新の禁止カードと最新弾
- 2 直近の大型大会
- 3 OCG:2023年5月環境最強デッキランキング
- 4 有利不利相関図
- 5 環境1位:【斬機】デッキ
- 6 環境2位:【神碑(ルーン)】デッキ
- 7 環境3位:【ピュアリィ】デッキ
- 8 環境4位:【超重武者】デッキ
- 9 環境5位:【ティアラメンツ】デッキ
- 10 環境6位:【クシャトリラ】デッキ
- 11 環境7位:【勇者シンクロン】デッキ
- 12 環境8位:【R-ACE(レスキューエース)】デッキ
- 13 環境9位:【ヴァンキッシュ・ソウル】デッキ
- 14 環境10位:【オルターガイスト】デッキ
- 15 【エクソシスター】デッキ
- 16 【ラビュリンス】デッキ
- 17 【深淵の獣(ビーステッド)】デッキ
- 18 【スプライト】デッキ
- 19 【ふわんだりぃず】デッキ
- 20 【ヴァリアンツ】デッキ
- 21 【リチュア】デッキ
- 22 【LL鉄獣戦線】【鉄獣スプライト】デッキ
- 23 【エルドリッチ】【烙印エルド】デッキ
- 24 【60グッドスタッフ】デッキ
- 25 【相剣|天威相剣】デッキ
- 26 【魔術師】デッキ
- 27 【ナチュル】デッキ
- 28 【デスピア】デッキ
- 29 【竜輝巧(ドライトロン)】デッキ
- 30 【セリオンズ】デッキ
- 31 【閃刀姫】デッキ
- 32 【電脳堺】デッキ
- 33 その他注目のデッキテーマ
- 34 2023年3月環境サイドデッキ頻出カード
- 35 マスターデュエル:2023年3月環境最強デッキランキング
- 36 環境1位:【スプライト】デッキ
- 37 環境2位:【P.U.N.K.】デッキ
- 38 環境3位:【デスピア】デッキ
- 39 環境4位:【ネクロフェイス】デッキ
- 40 環境5位:【斬機】デッキ
- 41 環境6位:【神碑】デッキ
- 42 環境7位:【エルドリッチ】デッキ
- 43 環境8位:【ふわんだりぃず】デッキ
- 44 環境9位:【召喚シャドール】デッキ
- 45 環境10位:【SPYRAL】デッキ
- 46 過去の遊戯王環境
最新の禁止カードと最新弾
禁止・制限カードは3ヶ月ごとに改訂されます。(1・4・7・10月)
直近の大型大会
5/28「YCSJ TOKYO 2023」優勝・入賞デッキ
11/12「YCSJ 大阪2022」優勝・入賞デッキ
順位 | デッキ |
---|---|
優勝 | 【ふわんだりぃず】 |
準優勝 | 【ラビュリンス】 |
3位 | 【クシャトリラティアラメンツ】 |
4位 | 【壊獣カグヤ】 |
ベスト8 | 【エレキ】 【クシャトリラ】 【クシャトリラティアラメンツ】 【シャドール】 |
ベスト16 | 【神碑(ルーン)】 【クシャトリラティアラメンツ】 【ティアラメンツ】 他不明 |
8/14「日本選手権」優勝・入賞デッキ
3/28「YCSJ YOK
OCG:2023年5月環境最強デッキランキング
順位 | デッキテーマ |
---|---|
1位 | 斬機 |
2位 | 神碑(ルーン) |
3位 | ピュアリィ |
4位 | 超重武者|超重アダマシア |
5位 | ティアラメンツ |
6位 | クシャトリラ |
7位 | 勇者シンクロン |
8位 | R-ACE(レスキューエース) |
9位 | VS(ヴァンキッシュ・ソウル) |
10位 | オルターガイスト |
1月14日に『CYBERSTORM ACCESS』が発売され、新テーマ【マナドゥム】、【ネムレリア】が登場。【超重武者】、【ピュアリィ】が環境入り。
有利不利相関図

環境1位:【斬機】デッキ
戦術 | サイバース族 / ビートダウン / ステータス変化 |
主要カード | 《斬機サーキュラー》 《塊斬機ラプラシアン》 《塊斬機ダランベルシアン》 《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》 《斬機超階乗》 |
弱点 | 墓地封じ |
リンク召喚を軸としたサイバース族のビートダウンデッキ。
1枚初動となる《斬機サーキュラー》と、それをサーチできるカードを多く採用し、その安定感の高さから手札誘発カードを多く採用できることで、現環境で強く立ち回ることができています。
《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》+《斬機超階乗》という最終盤面を目指す構築で環境上位に位置しました。
自分・相手ターンにエクストラデッキから《サイバース・ディセーブルム》と《メレオロジック・アグリゲーター》を墓地に送ることで、魔法・罠の無効と表側表示無効が可能。
単体で攻撃力5500の2回攻撃ができ、デッキのサイバース族を墓地に送ればさらなる展開が行えます。
先攻の妨害性能・後攻のワンショットともに非常に強力です。
環境トップの【ピュアリィ】に対しては、《怒炎壊獣ドゴラン》など「壊獣」カードの採用に枠をさけるため、完全耐性の《エクスピュアリィ・ノアール》を突破することが可能です。
《怒炎壊獣ドゴラン》は、初動サーチのための《スモール・ワールド》のコストに使用することもでき、非常に高い対応力を誇ります。
【斬機】はリンク召喚を軸としているため、【ピュアリィ】を意識して現環境で頻繁に採用されるメタカード《次元障壁》の影響も受けません。
環境2位:【神碑(ルーン)】デッキ
戦術 | 融合召喚 / デッキ破壊 / コントロール |
主要カード | 《神碑の泉》 《輝く炎の神碑》 《凍てつく呪いの神碑》 《神碑の翼フギン》 《神碑の牙ゲーリ》 |
弱点 | 心臓部分である《神碑の泉》の除去。 《名推理》、《モンスター・ゲート》に対する《応戦するG》。 《ドロール&ロックバード》。 展開型のデッキに速度で劣り、手札誘発も乏しいため、先攻制圧をされるとなす術がなくなる。 |
「神碑」速攻魔法で相手のデッキを除外し、デッキ切れによる特殊勝利を狙うデッキです。
攻撃力0の融合モンスターと魔法カードのみで構成された独特なデッキテーマで、急いで勝負を決めるわけではなく、じわじわとアドバンテージ差をつけていくコントロール、ロック寄りの戦い方をします。
フィールド魔法《神碑の泉》を出しておくことで、相手ターンでも手札から「神碑」速攻魔法を発動できるようになります。
また、《名推理》や《モンスター・ゲート》で大量に墓地に魔法カードを溜め、《神碑の泉》の効果で3枚までデッキに戻すことでその分ドローしてリソースを補充します。
1ターンに3枚、相手ターンにも発動して6枚ドローが可能です。
【神碑】デッキの心臓部分である《神碑の泉》を除去すべく発動された相手の《ライトニング・ストーム》や《ハーピィの羽根帚》に対しても、それらにチェーンして「神碑」速攻魔法を発動し、共通効果で《神碑の翼フギン》を場に出して、自身の効果で身代わりになるなどといった動きも可能です。
場にいることでお互いにスピリットモンスター以外のモンスターの効果を発動できなくする《天岩戸》の、エンドフェイズに自身をバウンスする効果を、《発禁令》を出しておくことで無効化し、永続的に場に止まらせるコンボ「発禁岩戸」を採用する型も。
環境3位:【ピュアリィ】デッキ
戦術 | エクシーズ召喚 |
主要カード | 《ピュアリィ》 《ピュアリィ・リリィ》 《ピュアリィ・スリーピィメモリー》 《エクスピュアリィ・ノアール》 《エクスピュアリィ・ハピネス》 |
弱点 | 《エクスピュアリィ・ノアール》を「壊獣」モンスターでリリース 《エクシーズ・オーバーディレイ》 《次元障壁》 |
「ピュアリィ」速攻魔法カードをX素材に追加したり、重ねてエクシーズ召喚などで展開し、《FNo.0 未来龍皇ホープ》や《天霆號アーゼウス》でフィールドを破壊・制圧します。
《エクスピュアリィ・ノアール》はX素材を取り除き、フィールド・墓地のカードを何度でもデッキ下に戻すことができ非常に強力。かつX素材が5枚以上あるなら相手の効果を受けなくなります。
《ピュアリィ》か《ピュアリィ・リリィ》があれば初動となるため、それらのサーチカードも合わせると初動の枚数が21枚もの多さになります。
《キキナガシ風鳥》など、相性の良いカードが高騰しています。
環境4位:【超重武者】デッキ
戦術 | 機械族 / シンクロ召喚 / ビートダウン |
主要カード | 《超重神童ワカ-U4》 《超重僧兵ビッグベン-K》 《フルール・ド・バロネス》 《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》 |
フルモンスター構築で組まれることも多いモンスター中心のビートダウンデッキ。
後述する【アダマシア】と組み合わせた型が人気です。
最近では、「ガリスワンキル」ギミックを採用した構築も存在します。
《No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック》や《DDD超視王ゼロ・マクスウェル》を使用した先攻ワンキルコンボもあります。
【アダマシア】【地属性】デッキ
戦術 | シンクロ召喚 / リンク召喚 / 岩石族 / 展開型 |
主要カード | 《魔救の探索者》 《怒気土器》 《ブロックドラゴン》 《魔救の奇跡-ドラガイト》 《フルール・ド・バロネス》 |
弱点 | 《ブロックドラゴン》に対する効果無効。 |
「アダマシア」チューナーモンスターを起点にデッキトップをめくって「岩石族」モンスターを展開し、リンクモンスターや「アダマシア」シンクロモンスターなどを並べていきます。
展開を助ける強力な「岩石族」モンスターが多数採用されており、展開・妨害・フィニッシャーの役割を持つ様々なシンクロ、リンクモンスターを展開します。
「P.U.N.K」ギミックを採用することでデッキの安定性が向上。【春化精】と組み合わせることでさらに強力に。
最近では【超重武者】と組み合わせたフルモンスター構築で、召喚権使わずに《御影志士》を立てるなどといった型も増えています。
多くの「岩石族」モンスターの中でも、《ブロックドラゴン》は特に強力で、自身がフィールドから墓地へ送られた場合に、デッキから岩石族をレベル8になるように3体まで手札に加える効果を持っています。
この効果で《ギガンテス》と「アダマシア」チューナー2体を手札に加えて展開が可能となります。
また、墓地からも特殊召喚できるため、何度でも再利用可能です。
《フルール・ド・バロネス》だけでなく、《コアキメイル・ガーディアン》を場に出しておくことで、相手の手札誘発モンスターの効果も無効にできるなど、制圧力も高いです。
2023年4月には、禁止カードだった《グローアップ・バルブ》も制限カードに復帰しており、容易に《ナチュル・ビースト》を立てられるなど、より強さを増しています。
環境5位:【ティアラメンツ】デッキ
特徴 | 融合召喚 / ビートダウン ※魔法・罠カードも含め、属する全てのカードが「効果で墓地へ送られた場合」をトリガーとする効果を共通して持つ。 |
主要カード | 《ティアラメンツ・シェイレーン》 《ティアラメンツ・レイノハート》 《ティアラメンツ・カレイドハート》 《壱世壊=ペルレイノ》 《沼地の魔神王》 |
弱点 | 墓地融合に対して《D.D.クロウ》で除外 《ディメンション・アトラクター》や《異次元グランド》による全体除外 《次元障壁》による融合召喚メタ 《墓守の罠》などによる墓地メタ |
メインデッキ水族3体の「ティアラメンツ」モンスターは、墓地を肥やす効果と、墓地モンスターを素材としてデッキに戻すことで融合召喚する共通効果を持っています。
条件も非常に緩いため、《エルシャドール・ミドラーシュ》や《捕食植物ドラゴスタペリア》、《召喚獣カリギュラ》など、強力な融合モンスターに繋げることができます。
2023年1月の制限改訂で《ティアラメンツ・キトカロス》が禁止カードとなり、2023年4月の制限改訂では《ティアラメンツ・ハゥフニス》、《ティアラメンツ・メイルゥ》、さらにイシズギミックの多くが制限カードとなり、大幅に弱体化しました。
【イシズ】、【シャドール】との組み合わせ
これまで【シャドール】や【烙印】との混合構築が多かったのですが、【イシズ】と組み合わせた構築が主流となりました。
【烙印】では、「ティアラメンツ」モンスターを《神炎竜ルベリオン》の融合素材にすることで、《神炎竜ルベリオン》と「ティアラメンツ」モンスターの融合効果を使用でき、強力な盤面を作ることができます。
【イシズ】では、《古尖兵ケルベク》と《古衛兵アギド》が手札・デッキから墓地へ送られた際に5枚の墓地肥やしができるため、《宿神像ケルドウ》や《剣神官ムドラ》の自身の特殊召喚効果のコストにしたり「ティアラメンツ」カードの墓地肥やし効果に含まれていた場合に、追加で墓地肥やしを行うことができます。
1ターン中に10枚以上の墓地肥やしを行うことも珍しくなく、水族の「ティアラメンツ」モンスター3種が墓地に送られれば合計3回の融合召喚をすることも可能で非常に強力です。
また、【ティアラメンツ】が多い現環境では、ミラーマッチ対策(墓地利用メタ)として《墓守の罠》が採用されることがあります。
環境6位:【クシャトリラ】デッキ
戦術 | ランク7 / 裏側除外 / エクシーズ召喚 |
主要カード | 《クシャトリラ・ユニコーン》 《クシャトリラ・フェンリル》 《クシャトリラ・シャングリラ》 《クシャトリラ・アライズハート》 《空牙団の懐剣 ドナ》 |
弱点 | 《マタンゴ》などでモンスターゾーンを空にさせない。 《皆既日蝕の書》などでモンスター効果を封じる。 |
レベル7の「クシャトリラ」モンスターを中心に、相手のカードを裏側除外しながら戦うデッキ。
- 自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
- 自分メインフェイズに発動できる。デッキから(特定の種類の「クシャトリラ」カード)1枚を手札に加える。
- このカードの攻撃宣言時、または相手がモンスターの効果を発動した場合、(特定のカード1枚を裏側表示で除外する)。
《クシャトリラ・シャングリラ》の効果によって、相手カードの裏側除外と連動して、相手のカードゾーンを封鎖、その効果をトリガーに《クシャトリラ・アライズハート》を重ねてエクシーズ召喚し、「墓地に送られるカードが除外される永続効果」、「カードが除外されるたびに除外から素材を補充する効果」、「素材を取り除いてフィールドのカードを裏側除外する除去効果」で相手を制圧します。
エクストラデッキには高確率で《空牙団の懐剣 ドナ》が採用されています。自身と相手モンスターを破壊する効果で、盤面を除去しつつ自分のモンスターゾーンを空にすることができ、クシャトリラモンスター共通効果の①「自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。」を使い、更なる展開を可能にします。
2023年1月の制限改訂で《クシャトリラ・フェンリル》と《クシャトリラ・ユニコーン》が制限カードとなり大幅に弱体化。
環境7位:【勇者シンクロン】デッキ
戦術 | シンクロ召喚 / トークン / ハンデス |
主要カード | 《アラメシアの儀》 《レボリューション・シンクロン》 《赤き竜》 《ジャンク・スピーダー》 《PSYフレームロード・Ω》 |
4月発売の『DUELIST NEXUS(デュエリストネクサス)』収録の《レボリューション・シンクロン》や《赤き竜》の登場により、【勇者】ギミックと【シンクロン】を組み合わせることで、先攻5ハンデス+3妨害を立てることができるようになり環境入り。
環境8位:【R-ACE(レスキューエース)】デッキ
戦術 | 炎属性 / 戦士・機械族 / 攻守の数値が同じ |
主要カード | 《R-ACEタービュランス》 《R-ACEハイドラント》 《R-ACEファイア・エンジン》 |
弱点 |
《R-ACEタービュランス》をエースとした、相手の行動をトリガーとする共通効果で戦うデッキ。
攻撃・効果の対象にならず、毎ターンサーチが可能な《R-ACEハイドラント》を展開の軸としており、セットしたターンでも魔法・罠を使用できる効果を持ちます。
4月の新弾『デュエリストネクサス』で強化され環境入り。
環境9位:【ヴァンキッシュ・ソウル】デッキ
戦術 | 炎・地・闇属性 / バウンス / ビートダウン・ミッドレンジ |
主要カード | 《VS 龍帝ヴァリウス》 《VS ラゼン》 《VS Dr.マッドラヴ》 《闘神の虚像》 |
弱点 | 対象を取らない除去である《サンダー・ボルト》や《ライトニング・ストーム》など 《VS ラゼン》にアクセスすることを妨害する《灰流うらら》や《捕違い》など |
自分・相手ターンに、手札のカードを見せ、その属性によって様々な効果を発動してアドバンテージを得ていくミッドレンジデッキ。
「VS」モンスターに唯一アクセスできる《VS ラゼン》を起点に、リンクモンスターの《闘神の虚像》を活用してアドバンテージを獲得。攻撃力3000で、フリーチェーンで対象を取らずに盤面を除去できる《VS 龍帝ヴァリウス》を揃えて相手のライフを削っていきます。
人気を増してきており、関連パーツも高騰しています。
環境10位:【オルターガイスト】デッキ
戦術 | 魔法使い族 / リンク召喚 / コントロール |
主要カード | 《オルターガイスト・マルチフェイカー》 《オルターガイスト・マリオネッター》 《オルターガイスト・ヘクスティア》 《オルターガイスト・プライムバンシー》 《オルターガイスト・プロトコル》 |
弱点 | 墓地利用封じ 罠カードメタ 《御前試合》による属性メタ |
魔法使い族で統一された「オルターガイスト」モンスターを中心とした、リンク召喚系コントロールデッキ。
サーチ・サルベージ・リクルート・蘇生による臨機応変な戦術で相手を翻弄するトリッキーさが特徴です。
規制緩和、新規カードの登場によって環境に復帰しました。
【エクソシスター】デッキ
戦術 | エクシーズ召喚 / ビートダウン / コントロール |
主要カード | 《エクソシスター・ステラ》 《エクソシスター・マルファ》 《エクソシスター・ミカエリス》 《エクソシスターズ・マニフィカ》 《エクソシスター・パークス》 |
弱点 | 《サンダー・ボルト》などによる全体除去 《接触するG》 |
相手の墓地のカードが墓地から離れることをトリガーに、強力な「エクソシスター」エクシーズモンスターを展開して戦うデッキです。
2022年4月に登場した新規カード《エクソシスター・マルファ》と《エクソシスター・リタニア》によって強化されました。
墓地利用に対する強力なメタ効果を有しているテーマで、墓地からカードを手札に加えたり、墓地のモンスターを蘇生する等、相手が墓地に触れる効果が発動すると、一気に有利にデュエルを進めることが可能となります。
【ラビュリンス】デッキ
特徴 | 闇属性・悪魔族 / コントロール・罠ビート |
主要カード | 《迷宮城の白銀姫》 《白銀の城のラビュリンス》 《白銀の城の召使い アリアンナ》 《白銀の迷宮城》 《ビッグウェルカム・ラビュリンス》 |
弱点 | 《スキルドレイン》によるモンスター効果の無効化 《虚無空間》などによる特殊召喚メタ 《王宮のお触れ》などによる罠封じ 《闇のデッキ破壊ウイルス》 《ダーク・シムルグ》 |
通常罠カードの効果でモンスターを除去し、それをトリガーとして発動できる「ラビュリンス」モンスターの効果を使ってアドバンテージを稼ぎながら盤面をコントロールして戦います。
《迷宮城の白銀姫》と《ビッグウェルカム・ラビュリンス》の登場で強化され環境入り。
通常罠の「カードの発動」かラビュリンスの「効果の発動」をしていればフリーチェーンで特殊召喚できる《迷宮城の白銀姫》を核としており、自分フィールドにセットされたカードが存在する限り効果の対象にならず、破壊耐性を持ち、さらに通常罠が発動した時に別の通常罠をデッキからセットする効果を持ちます。
《メタル化・魔法反射装甲》を《迷宮城の白銀姫》に装備することで、戦闘での突破も強化する戦法など、思いもよらないカードが注目されることもあります。
【深淵の獣(ビーステッド)】デッキ
戦術 | ドラゴン族 / 光・闇属性 / ビートダウン |
主要カード | 《深淵の獣ルベリオン》 《深淵の獣マグナムート》 《深淵の獣ドルイドヴルム》 《深淵の獣サロニール》 《深淵竜アルバ・レナトゥス》 《復烙印》 《烙印の獣》 |
弱点 | 《王宮の鉄壁》 《アーティファクト-ロンギヌス》 《カオスハンター》 などによる除外メタ |
自分・相手の墓地の光・闇属性モンスターを除外して、自身を手札から特殊召喚する共通効果を持ちます。
【ティアラメンツ】をはじめとして、現環境は墓地利用が盛んなため、この効果が非常に刺さります。
そのため、他テーマに組み込まれることも多いです。(後述)
デッキの軸となる《深淵の獣ルベリオン》は、「ビーステッド」モンスターをサーチする効果と、「烙印」永続魔法・永続罠を表側表示で置く効果を持っており、《復烙印》、《烙印の獣》をセットすることでリソース確保・妨害をします。
「ビーステッド」は「烙印」とシナジーがあり、基本的に【烙印】デッキと組み合わせて構築することが多いです。
他テーマとの混合構築について
光・闇属性という点で【カオス】や【サンダー・ドラゴン】、ドラゴン族という点も併せて【バスター・ブレイダー】他にも【ドラゴンメイド】、【ドラゴンリンク】などなど、様々な組み合わせのデッキが大会で結果を残していますが、最近では特に【スプライト】との組み合わせが人気です。
【スプライト】デッキ
特徴 | エクシーズ召喚・リンク召喚 / 雷族 / ビートダウン |
主要カード | 《スプライト・ブルー》 《ギガンティック・スプライト》 《スプライト・エルフ》※禁止カードへ 《スプライト・スターター》 |
弱点 | 《スプライト・スターター》に対しての《灰流うらら》 《ギガンティック・スプライト》に対して《幽鬼うさぎ》 墓地の《粋カエル》に《D.D.クロウ》 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や《ラーの翼神竜-球体形》などチェーンブロックを組まないモンスターで強引に突破 《月女神の鏃》で強引に突破 《魔のデッキ破壊ウイルス》 |
レベル2・ランク2・リンク2モンスターを活用して戦うデッキ。
主に【ガエル】か【素早い】との混合構築が主流で、連続してサーチ・特殊召喚を行い、モンスター効果を無効化するモンスター、魔法・罠効果を無効化するモンスターなど、相手の行動を妨害するモンスターを複数体並べます。
自身の効果で、手札から特殊召喚できる「スプライト」モンスターを展開・サーチし、ランク2の《ギガンティック・スプライト》につなげます。
《ギガンティック・スプライト》の効果でデッキからあらゆるレベル2モンスターをリクルートでき、リンク2《スプライト・エルフ》の効果で、墓地のレベル2モンスターを蘇生、展開、盤面を強固にしていきます。→2023/4/1に《スプライト・エルフ》が禁止カードへ。
前述の通り「スプライト」モンスターは自身の効果によって手札から特殊召喚されるため、《灰流うらら》、《エフェクト・ヴェーラー》、《無限泡影》などの手札誘発ではなかなか止めることができません。
また、《スプライト・レッド》、《スプライト・キャロット》を並べることで、相手のモンスター・魔法・罠の効果を無効にできることも、【スプライト】の強さの一つです。
7/1制限改訂により《餅カエル》、10/1制限改訂により《鬼ガエル》、《ユニオン・キャリアー》が禁止カードになり大幅に弱体化。
【ふわんだりぃず】デッキ
戦術 | 「アドバンス召喚」&「ビートダウン」 |
主要カード | 《ふわんだりぃず×ろびーな》 《ふわんだりぃず×えんぺん》 《ふわんだりぃずと旅じたく》 《烈風の結界像》 《ディメンション・アトラクター》 |
弱点 | 初動の召喚成功時効果の無効化。 |
連続で通常召喚を行い、ほとんど特殊召喚をしないため、特殊召喚メタが刺さりにくいデッキです。
リソースの回収にも長けているため息切れもしにくく、さらに《烈風の結界像》、《霞の谷の巨神鳥》といった強力な妨害カードを簡単に並べることができます。
これらが並ぶと、相手は風属性モンスターしか特殊召喚できず、魔法・罠・モンスターの効果を1回無効化できます。
さらに相手ターンに2枚バウンスできる《烈風帝ライザー》の召喚も可能です。
エクストラデッキをほとんど使わないため、《浮幽さくら》を採用できる点も魅力。
《ナンバーズ・エヴァイユ》と《発禁令》を採用した構築も存在します。
《ナンバーズ・エヴァイユ》によって《No.86 H-C ロンゴミアント》を出し、《発禁令》を発動して《No.86 H-C ロンゴミアント》を宣言します。
そうすることで、4素材を持つ《No.86 H-C ロンゴミアント》は《発禁令》によってX素材を取り除く効果をなくして永続効果のみ残るため、相手は戦闘で破壊されず他のカードの効果を受けないロンゴミアントを召喚・特殊召喚を封じられて戦うことになります。
【ヴァリアンツ】デッキ
戦術 | ペンデュラム / ポジションチェンジ |
主要カード | 《ヴァリアンツの巫女-東雲》 《ヴァリアンツの弓引-西園》 《ヴァリアンツB-バロン》 《ヴァリアンツG-グランデューク》 《VV~始まりの地~》 |
弱点 | 【おジャマ】によるモンスターゾーン妨害 【ジャックナイツ】や【S-Force】によるカードの位置参照 |
レベルの分散とペンデュラムスケールの一致により、通常の【ペンデュラム召喚】とは異なり、ペンデュラム召喚による展開は得意ではありません。
代わりに魔法&罠ゾーンから特殊召喚する効果とゾーンの移動に関する効果を持ち、将棋の駒を動かしていくような動きで布陣を広げていく動きが特徴的です。
基本的に《ヴァリアンツの巫女-東雲》をペンデュラムゾーンに発動後特殊召喚し、召喚権を残しながらサーチ効果を使い展開していきます。
【リチュア】デッキ
戦術 | 儀式召喚 |
主要カード | 《グリム・リチュア》 《リチュア・アビス》 《イビリチュア・ネーレイマナス》 |
弱点 | 《グリム・リチュア》、《鰤っ子姫》への妨害 |
初動が豊富で、1枚から儀式モンスターの召喚まで展開が可能。
儀式モンスター《イビリチュア・ネーレイマナス》の効果で、相手のモンスター効果の発動を無効にし、デッキにバウンスします。
『フォトン・ハイパーノヴァ』の発売により、強力な新規カードを獲得し、環境入り。
【リチュア】テーマ単体でデッキを組むと、相手の妨害一つで展開が完全に止まってしまう可能性があるため、【スプライト】との混合構築にすることが多いです。
【LL鉄獣戦線】【鉄獣スプライト】デッキ
戦術 | リンク召喚・エクシーズ召喚 / 制圧 |
主要カード | 《LL-リサイト・スターリング》 《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》 《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》 《FNo.0 未来龍皇ホープ》 《王神鳥シムルグ》 |
弱点 | 効果コストが用意できなくなる《マクロコスモス》等の除外カード 《群雄割拠》や《アンデットワールド》による種族操作 |
【LL+鉄獣戦線】、【鉄獣+スプライト】の複合構築が大会で多く入賞しています。
2023年制限改訂によって、圧倒的なパワーを誇っていた【ティアラメンツ】、【クシャトリラ】が弱体化し、【鉄獣戦線】が環境上位に返り咲きました。
【LL(リリカル・ルスキニア)】は展開力に長けたエクシーズ召喚主体のテーマで、《LL-リサイト・スターリング》を使用した連続展開を行い《FNo.0 未来龍皇ホープ》や《天霆號アーゼウス》などの強力なモンスターを並べます。
【鉄獣戦線】は、共通効果によって墓地から獣・鳥獣・獣戦士族モンスターを除外し、除外した枚数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣・鳥獣・獣戦士族リンクモンスターを特殊召喚して展開します。
この二つはどちらも鳥獣族を使用する共通点があり非常に相性が良く、組み合わさることで、さらに《LL-アンサンブルー・ロビン》、《戦華盟将-双龍》、《王神鳥シムルグ》、《烈風の結界像》などの強力な妨害を並べることができます。
また、《鉄獣の抗戦》によっていつでも墓地モンスターで《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》をリンク召喚ができ、攻守ともに柔軟に立ち回ることが可能です。
非常に高い展開力・制圧力とリソースの回収に長けており、安定した展開ができるデッキです。
【エルドリッチ】【烙印エルド】デッキ
戦術 | 罠ビート / コントロール |
主要カード | 《黄金卿エルドリッチ》 《黄金狂エルドリッチ》 《呪われしエルドランド》 《黒き覚醒のエルドリクシル》 《黄金郷のコンキスタドール》 |
弱点 | 《マクロコスモス》などで除外されると致命的 《墓穴の指名者》で《黄金卿エルドリッチ》にチェーン 《アーティファクト-ロンギヌス》、《王家の眠る谷-ネクロバレー》で除外行為そのものを封じられる |
幅広いデッキに刺さる《スキルドレイン》、《群雄割拠》などが採用できる【罠ビート】型のデッキで、相手がカード破壊の効果を持つカードを引けなければ非常に優位に立ち回れます。
展開型の多くのデッキに刺さる《原始生命態ニビル》などの特殊召喚メタカードが刺さりづらい点も強み。
「黄金郷」「エルドリクシル」カードは墓地で発動できる効果もあり、「黄金郷」カードは「エルドリクシル」カードを、「エルドリクシル」カードは「黄金郷」カードをデッキからセットできます。
この墓地効果によってリソースを半永久的に確保できる点が非常に強力です。
手札誘発系のカードとの噛み合いが悪く採用が難しいため、展開型のデッキの先攻展開を止めることが難しいです。
サイドチェンジ後の弱さ(罠を除去される)を対策するための《烙印融合》を採用した型や、【アンデット】の複合構築などの幅が見られます。
最近では、新カード《澱神アポピス》を採用する構築が増えてきました。
【60グッドスタッフ】デッキ
【ティアラメンツ】【ビーステッド】【P.U.N.K.】【サンダー・ドラゴン】【素早い】【ネメシス】といった、ギミック単位で強力な様々なテーマを混合し、それぞれの相性の良さを活かし展開を行っていきます。
主に「P.U.N.K.」ギミックを起点とし、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》や《真血公ヴァンパイア》に繋いで墓地を肥やし、最終的に《ティアラメンツ・ルルカロス》、《超雷龍-サンダー・ドラゴン》、《フルール・ド・バロネス》、《アークネメシス・プロートス》を並べ、非常に強固な盤面を形成します。
デッキの多さを活かし《隣の芝刈り》を採用し、こちらからも一気に墓地を肥やすことが可能。
【相剣|天威相剣】デッキ
戦術 | シンクロ召喚 |
主要カード | 《相剣師-莫邪》 《白の聖女エクレシア》 《相剣大師-赤霄》 《相剣大公-承影》 《フルール・ド・バロネス》 |
弱点 | 《トークンコレクター》によるトークンメタ |
「相剣」モンスターの共通効果で「相剣トークン」を生成し、シンクロ召喚を中心に戦います。
大型のモンスターをすぐに出すことができるため、《虚無空間》や《魔封じの芳香》などの永続メタとの相性が良いです。
《龍相剣現》なら1枚、その他のカードでも2枚の組み合わせの少ない枚数で基本的な動きを回す事ができる点が魅力。
【天威】の《天威龍-アシュナ》、《天威龍-ヴィシュダ》のギミックなどを組み合わせた【天威相剣】が主流です。
【魔術師】デッキ
魔術師だけでなく、共通のサポートカードを持つ【EM】や【オッドアイズ】、【竜剣士】と組み合わせて構築されることが多いです。
主に《EMペンデュラム・マジシャン》や《EMドクロバット・ジョーカー》などでキーカードのサーチを行い、《アストログラフ・マジシャン》を活用して展開します。
【ナチュル】デッキ
相手の行動が効果のトリガーとなるコントロール系テーマ。
相手のモンスター効果、魔法・罠効果を無効化して戦います。
《ナチュル・カメリア》、《ナチュル・モルクリケット》といった新規カードの登場と、【イシズ】や【春化精】と組み合わさることで環境入り。
最近では【ビーステッド】ギミックを採用することでより強力に。
【デスピア】デッキ
戦術 | 融合召喚 / ビートダウン |
主要カード | 《デスピアの導化アルベル》 《アルバスの落胤》 《烙印融合》 《氷剣竜ミラジェイド》 《神炎竜ルベリオン》 |
弱点 | 《デスピアの導化アルベル》や《神炎竜ルベリオン》を《相剣大師-赤霄》など「効果無効系」カードでの妨害 《烙印融合》を《灰流うらら》などでデッキ融合の妨害 |
《アルバスの落胤》を中心としたストーリーに関連するカテゴリのひとつ。
主に「デスピア」カードと「烙印」カードで構成されます。
《氷剣竜ミラジェイド》や《ガーディアン・キマイラ》などの強力な融合モンスターを継続的に召喚し、融合素材にした際の効果などでアドバンテージを得ていくテーマです。
『ALBA STRIKE』収録の《烙印融合》によってデッキ融合が可能となり大幅強化されました。
《烙印融合》が一度通れば大量の融合召喚が可能となり、さらに後続の《烙印融合》や《赫の烙印》などをサーチまたはセットすることができるため息切れしにくく、非常に強力なデッキです。
【竜輝巧(ドライトロン)】デッキ
戦術 | 「儀式召喚」&「先攻制圧」 |
主要カード | 《竜儀巧-メテオニス=DRA》 《竜輝巧-ファフμβ’》 《流星輝巧群》 《崇高なる宣告者》 《宣告者の神巫》 |
弱点 | 《禁じられた一滴》や《冥王結界波》による《崇光なる宣告者》の効果無効 《イーバ》、《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》に対して《アーティファクト-ロンギヌス》 《増殖するG》を打たれた時に妥協点がない |
複数の儀式召喚を行い、先攻で盤面を制圧するデッキです。
儀式をサポートする「ドライトロン」モンスター、「サイバー・エンジェル」モンスターから、強力な制圧効果を持つ「宣告者」モンスターへと繋ぎます。
基本的に《流星輝巧群》で《崇高なる宣告者》を立てて、相手の効果を4回無効化します。
「壊獣」モンスターや《禁じられた一滴》で無力化できるため、マッチ戦では対策されやすいです。
また、展開するために大量の特殊召喚を行うため、《増殖するG》が通ると《崇光なる宣告者》の複数妨害があっても相手がドローした豊富な手札で越えられることが多く、それを考えると展開をストップせざるを得ない場面があります。
【セリオンズ】デッキ
戦術 | ミッドレンジ / ビートダウン |
主要カード | 《セリオンズ“キング”レギュラス》 《セリオンズ“リリー”ボレア》 《無尽機関アルギロ・システム》 《円盤闘技場セリオンズ・リング》 |
弱点 | 《マクロコスモス》や《次元の裂け目》での全体除外による墓地利用メタ |
「セリオンズ」モンスターは共通効果で、自身を特殊召喚しつつ墓地にある「セリオンズ」モンスターか特定の種族を自身に装備します。
そのため、【P.U.N.K.】【烙印】【勇者】【ABC】といった様々なテーマとの複合構築が可能で、大会でも活躍しています。
【閃刀姫】デッキ
特徴 | リンク召喚 「一騎当千」をコンセプトに、単騎で戦闘を行う |
主要カード | 《閃刀姫-レイ》 《閃刀起動-エンゲージ》 《閃刀起動-リンケージ》 《閃刀姫-シズク》 《閃刀姫-カガリ》 |
弱点 | 《海亀壊獣ガメシエル》など「壊獣」モンスターなどによってフィールドを埋められてしまうと魔法カードの発動条件が満たせなくなる。 |
「自分メインモンスターゾーンにモンスターが存在しない」事を発動条件に持ち、墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合に追加効果を得られる「閃刀」魔法カードを使用します。
バトルフェイズ中《閃刀姫-レイ》で攻撃した後に「閃刀姫」リンクモンスターを複数回特殊召喚して何度も追撃して大きなダメージを与えます。
【電脳堺】デッキ
戦術 | シンクロ召喚 / 展開型 / ビートダウン |
主要カード | 《電脳堺姫-娘々》 《電脳堺媛-瑞々》 《電脳堺狐-仙々》 《電脳堺獣-鷲々》 《電脳堺都-九竜》 |
弱点 | 墓地除外に対して《アーティファクト-ロンギヌス》や《王宮の鉄壁》。 《夢幻崩界イヴリース》の送りつけ。 |
《真竜皇V.F.D.》禁止後、「勇者」ギミックも禁止となり弱体化。
現在の【電脳堺】は基本的に《永遠の淑女 ベアトリーチェ》を絡めて《聖殿の水遣い》を落としつつ「勇者」ギミックにアクセスしながら展開していきます。
そうすることで最終盤面が《永遠の淑女 ベアトリーチェ》、《フルール・ド・バロネス》、《電脳堺門-朱雀》+αとなり、次の相手ドローフェイズに《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で《アーティファクト-デスサイズ》を墓地に落とし、《フルール・ド・バロネス》の効果で蘇生することで、そのターン中相手はエクストラデッキから特殊召喚することができなくなります。
《電脳堺門-朱雀》があることで、相手が「勇者」ギミックを使用しても妨害することができる、非常に強固な盤面です。
基本的な動きに対して《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》といった無効系妨害が効きづらい点が魅力。
《氷剣竜ミラジェイド》の処理が厳しく、【デスピア】対面は不利と言えます。
その他注目のデッキテーマ
2023年3月環境サイドデッキ頻出カード
モンスターカード | 解説 |
---|---|
![]() | 《原始生命態ニビル》 相手が5回以上特殊召喚をしていた場合に、全てのモンスターをリリースして相手フィールドに特殊召喚できるモンスター。 破壊耐性のある強力なモンスターが相手でも、問題なく除去できるカード。 |
![]() | 《ダイナレスラー・パンクラトプス》 相手モンスターの数が多い場合に特殊召喚でき、フリーチェーンで自壊して相手のカードを破壊できるカード。 |
![]() | 《アーティファクト-ロンギヌス》 手札からリリースしたターン、お互いに除外を不可能にするカード。 |
![]() | 《屋敷わらし》 墓地に干渉するカードに対する効果を無効化する手札誘発カード。 |
![]() | 《ドロール&ロックバード》 ドローフェイズ以外でドローした場合に、ターン中デッキからカードを手札に加えることをできなくするカード。 1回目のドロー・サーチは防げない点に注意。 |
![]() | 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》 相手モンスター2体をリリースして相手フィールドに特殊召喚できるカード。 |
![]() | 《怪粉壊獣ガダーラ》 相手モンスター1体をリリースして相手フィールドに特殊召喚できるカード。 ニビルは5回特殊召喚されないと使えないが、こちらは1体でもモンスターがいれば使える。 |
![]() | 《幽鬼うさぎ》 フィールドのモンスター・魔法・罠の効果が発動した時に、そのカードを破壊できるカード。 効果は無効化できない点に注意。 |
![]() | 《接触するG》 相手フィールドに特殊召喚し、 相手が融合・S・X・リンク召喚を行う場合、 このカードを素材とした融合・S・X・リンク召喚しか行えないようにする。 |
![]() | 《深淵の獣マグナムート》 《深淵の獣ドルイドヴルム》と一緒に採用します。 光・闇属性専用の《D.D.クロウ》として活用可能。 |
魔法カード | 解説 |
---|---|
![]() | 《禁じられた一滴》 任意の数だけモンスターを効果無効・攻撃力半減できるカード。 |
![]() | 《コズミック・サイクロン》 1000LP払って魔法・罠を除外できるカード。 |
![]() | 《ツインツイスター》 手札を1枚捨てて、魔法・罠を2枚まで破壊できるカード。 |
![]() | 《サンダー・ボルト》 相手モンスターを全て破壊。 |
![]() | 《ライトニング・ストーム》 相手の攻撃表示のモンスター全破壊か、相手の魔法・罠全破壊かを選べるカード。 |
![]() | 《ハーピィの羽根帚》 言わずと知れた、相手の魔法・罠を全破壊するカード。 |
![]() | 《冥王結界波》 相手モンスターの効果を無効化するカード。 このカードに対してモンスター効果は発動できない。 |
![]() | 《発禁令》 《抹殺の指名者》の簡易版として使用。 相手テーマのカードや《原始生命態ニビル》など、《抹殺の指名者》では無効にしづらいカードを無効にできる。 また、エクストラデッキのカードも無効化できるのも、《抹殺の指名者》にはない強み。 ただし通常魔法なので注意。 |
![]() | 《月女神の鏃》 EXデッキからモンスター1体を墓地へ送り、 そのモンスターと同じ種類(融合・S・X・P・リンク)の 相手フィールドのモンスター1体を持ち主のデッキに戻す。 |
![]() | 《エクシーズ・オーバーディレイ》 エスクシーズモンスターのX素材をすべて取り除く。 |
罠カード | 解説 |
---|---|
![]() | 《アーティファクトの神智》 デッキから「アーティファクト」を特殊召喚できるカード。 主に《アーティファクト-デスサイズ》を特殊召喚するために使う。 |
![]() | 《レッド・リブート》 手札からも発動でき、相手の罠カードの効果を無効化できるカード。 ワンキルデッキ御用達。 【エルドリッチ】など罠型のデッキにとても刺さる。 |
![]() | 《拮抗勝負》 自分フィールドのカードと同じ数になるよう相手フィールドのカードを相手自身に裏側表示で除外させるカード。 |
![]() | 《バージェストマ・ディノミスクス》 フリーチェーンで除外できるカード。 使った後はモンスターカードとして墓地から自己蘇生できる。 |
![]() | 《魔封じの芳香》 お互いに魔法カードをセットしてからでないと使えなくする永続罠カード。 |
![]() | 《スキルドレイン》 フィールドのモンスターの効果を全て無効化する永続罠カード。 |
![]() | 《次元障壁》 モンスターの種類(儀式・融合・S・X・P)をなんでも一つ宣言して、特殊召喚できず、効果を無効化できるカード。 リンクモンスターは対象外なので注意。 |
![]() | 《天龍雪獄》 フリーチェーンで相手の墓地のモンスターを蘇生sて妨害できる。 さらにお互いのフィールドに同じ種族のモンスターが存在する場合、 お互いのフィールドから1体ずつ対象にとらず除外できる。 【ヌメロン】【サブテラー】【閃刀姫】などには効きづらいので注意。 |
![]() | 《サモンリミッター》 お互いに召喚・反転召喚・特殊召喚が1ターンに2回までしか行えなくなる。 |
マスターデュエル:2023年3月環境最強デッキランキング
順位 | デッキテーマ |
---|---|
1位 | スプライト |
2位 | P.U.N.K. |
3位 | デスピア |
4位 | ネクロフェイス |
5位 | 斬機 |
6位 | 神碑 |
7位 | エルドリッチ |
8位 | ふわんだりぃず |
9位 | シャドール |
10位 | SPYRAL |
遊戯王に復帰したばかりの人は「必須・汎用カード一覧」も参考にしてください。
環境1位:【スプライト】デッキ
特徴 | エクシーズ召喚・リンク召喚 / 雷族 / ビートダウン |
主要カード | 《スプライト・ブルー》 《ギガンティック・スプライト》 《スプライト・エルフ》 《スプライト・スターター》 |
弱点 | 《スプライト・スターター》に対しての《灰流うらら》 《ギガンティック・スプライト》に対して《幽鬼うさぎ》 墓地の《粋カエル》に《D.D.クロウ》 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や《ラーの翼神竜-球体形》などチェーンブロックを組まないモンスターで強引に突破 《魔のデッキ破壊ウイルス》 |
環境2位:【P.U.N.K.】デッキ
戦術 | レベル3 / 多彩な召喚法 |
主要カード | 《No-P.U.N.K.セアミン》 《サイコ・エンド・パニッシャー》 |
弱点 | 《灰流うらら》や《ライオウ》でサーチ、リクルート封じ |
イシズギミックと組み合わせた型が多いです。
環境3位:【デスピア】デッキ
戦術 | 融合召喚 / ビートダウン |
主要カード | 《デスピアの導化アルベル》 《アルバスの落胤》 《烙印融合》 《氷剣竜ミラジェイド》 《神炎竜ルベリオン》 |
弱点 | 《デスピアの導化アルベル》や《神炎竜ルベリオン》を《相剣大師-赤霄》など「効果無効系」カードでの妨害 《烙印融合》を《灰流うらら》などでデッキ融合の妨害 |
環境4位:【ネクロフェイス】デッキ
戦術 | コンボ / デッキ破壊 / 除外 |
主要カード | 《ネクロフェイス》 《宿神像ケルドウ》 《古尖兵ケルベク》 《妖精伝姫-シラユキ》 |
弱点 | 《王宮の鉄壁》などによる除外封じ |
イシズギミックと組み合わせた型が多いです。
環境5位:【斬機】デッキ
戦術 | サイバース族 / ステータス変化 |
主要カード | 《斬機サーキュラー》 《サイバネット・マイニング》 《炎斬機ファイナルシグマ》 |
弱点 | 墓地封じ 「壊獣」などによる《炎斬機ファイナルシグマ》メタ |
環境6位:【神碑】デッキ
戦術 | 融合召喚 / デッキ破壊 / コントロール |
主要カード | 《神碑の泉》 《輝く炎の神碑》 《凍てつく呪いの神碑》 《神碑の翼フギン》 《神碑の牙ゲーリ》 |
弱点 | 心臓部分である《神碑の泉》の除去。 《名推理》、《モンスター・ゲート》に対する《応戦するG》。 《ドロール&ロックバード》。 |
環境7位:【エルドリッチ】デッキ
戦術 | 「罠ビート」 |
主要カード | 《黄金卿エルドリッチ》 《黄金狂エルドリッチ》 《呪われしエルドランド》 《黒き覚醒のエルドリクシル》 《黄金郷のコンキスタドール》 |
弱点 | 《マクロコスモス》などで除外されると致命的 《墓穴の指名者》で《黄金卿エルドリッチ》にチェーン 《アーティファクト-ロンギヌス》、《王家の眠る谷-ネクロバレー》で除外行為そのものを封じられる 除外が得意な【電脳堺】と相性が悪い |
環境8位:【ふわんだりぃず】デッキ
戦術 | 「アドバンス召喚」&「ビートダウン」 |
主要カード | 《ふわんだりぃず×ろびーな》 《ふわんだりぃず×えんぺん》 《ふわんだりぃずと旅じたく》 《烈風の結界像》 《ディメンション・アトラクター》 |
弱点 | 初動の召喚成功時効果の無効化。 |
連続で通常召喚を行い、ほとんど特殊召喚をしないため、特殊召喚メタが刺さりにくいデッキです。
リソースの回収にも長けているため息切れもしにくく、さらに《烈風の結界像》、《霞の谷の巨神鳥》といった強力な妨害カードを簡単に並べることができます。
これらが並ぶと、相手は風属性モンスターしか特殊召喚できず、魔法・罠・モンスターの効果を1回無効化できます。
さらに相手ターンに2枚バウンスできる《烈風帝ライザー》の召喚も可能です。
エクストラデッキをほとんど使わないため、《浮幽さくら》を採用できる点も魅力。
環境9位:【召喚シャドール】デッキ
戦術 | 「融合召喚」&「ビートダウン」 |
主要カード | 《エルシャドール・ネフィリム》 《エルシャドール・ミドラーシュ》 《影依融合》 《召喚師アレイスター》 《召喚獣メルカバー》 |
弱点 | 《影依融合》を《灰流うらら》などで止められる。 《召喚師アレイスター》に対して《増殖するG》で牽制。 《D.D.クロウ》や《墓穴の指名者》などで墓地のカードを除外。 |
環境10位:【SPYRAL】デッキ
戦術 | デッキトップ操作 |
主要カード | 《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》 《SPYRAL-ダンディ》 《イリュージョン・オブ・カオス》 |
弱点 | 除外、特殊召喚封じ 連続サーチを封じる《ドロール&ロックバード》 《浮幽さくら》で《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》を除外 |
過去の遊戯王環境
相関図では、デッキテーマを「展開型」「ミッドレンジ」「コントロール」の大きく3つに区分して単純化しています。
現代の遊戯王OCGは、他TCGに比べて明確な有利不利がありません。あくまで各デッキの大まかな役割を認識する程度のものとして参考にしてください。
- 「展開型」対「コントロール」の対戦では、「コントロール」が安定する前に制圧できる盤面を展開する「展開型」が有利です。
- 「ミッドレンジ」対「展開型」の対戦では、「ミッドレンジ」には多くの手札誘発カードが採用されるため、「展開型」が先攻で理想の動きをできないように妨害することができます。「展開型」より「ミッドレンジ」の方がリソースの維持にも長けているため、徐々にアドバンテージ差が出てきます。
- 「コントロール」対「ミッドレンジ」の対戦では、「コントロール」には、ミッドレンジの手札誘発カードと比較して、魔法・罠のリソースがはるかに効率的であるという利点があり、ゲーム後半になるにつれて顕著になっていきます。
遊戯王2022年8月環境
