目次
【カビゴンLO】デッキ概要
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- 火力
- 1
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- 展開速度
- 2
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- 構築自由度
- 3
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- 安定性
- 3
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- 難易度
- 4
レギュ | F |
特徴 | ライブラリアウト(デッキ破壊) |
弱点 | ポケモンの入れ替え 特性メタ |
【カビゴンLO】デッキコンセプト・強みと弱み
【カビゴンLO】デッキで狙うことは以下の2つです。
- 相手の山札を0枚にする。
- 相手のバトル場のポケモンを動けなくする。
また、特性「しんぴのまもり」を持つ《ミミッキュ》や特性「きえさるつばさ」を持つ《ピジョットV》などが採用されており、相手の盤面展開を邪魔しつつ自分は山札切れにならないような状況を作り出すことに特化しています。
さらに、【カビゴンLO】は相手を詰ませることを狙いとしているので、相手のグッズをトラッシュに送る《野盗三姉妹》やベンチの枠を埋める《やまびこホーン》などを採用しており、お互いに山札を引いて、相手は入れ替え手段を引かなければいけない展開になることが多いです。このように相手が攻撃できないような状況を作り出すことをコンセプトとしています。
LOとは英語で「library out(ライブラリーアウト)」の略称です。カードゲームでは山札が切れることを意味しています。
ポケカでは、自身のターン開始時に山札が0枚で、最初のドローができない場合は負けになります。そのため、相手の山札切れを狙って特殊勝利を狙うデッキタイプは「○○LO」と呼ばれます。
強みと弱み
- 相手に攻撃せずに勝利を狙える。
- 対策カードが少なく、現環境にメタで刺さる。
【カビゴンLO】はコンセプトでも書いた通り、相手のポケモンを倒さなくても勝つことができるデッキになります。
また、対策カードが少なく、デッキ自体を知らない相手に対しては盤面を詰ませやすくなっています。対策してくる相手に対しても《やまびこホーン》などを使ってベンチを埋めていく動きもとても強力です。
- 対策カードを採用しているデッキに対してはめっぽう弱い。
- 盤面が完成するまでに多くの時間を要してしまう。
【カビゴンLO】は相手によってどのポケモンをバトル場に呼び出していくのかを、考えていかなければいけないデッキです。そのため、相手が入れ替え手段を多く採用しているデッキや相手の特性の影響を受けないような対策カードが入っていると相手を詰ませることができません。
さらに《ボスの指令》や《野盗三姉妹》、または《エリカの招待》などのサポートカードを早めに引き込めないと相手の展開を邪魔することができません。これらのカードを引き込めない場合、多くのターンを要する可能性があります。
【カビゴンLO】主要カード一覧
《カビゴン》
【カビゴンLO】のメインとなるポケモンが、この《カビゴン》です。バトル場にいるときに、相手のバトル場にいるポケモンをにげられないようにすることができます。ひたすらターンを稼ぐために採用されている主軸ポケモンになります。
特性「とおせんぼ」
このポケモンがバトル場にいる限り、相手のバトルポケモンは逃げられない。
無無無無「たおれこむ」150
このポケモンをねむりにする。
《ミミッキュ》
《ロトムV》
【カビゴンLO】は、次のターンにつながるように盤面展開をしていくこともとても大切になっています。そこで、手札補充を支えてくれるのがこの《ロトムV》です。特性「そくせきじゅうでん」を使ってしまうと自分の番が終了してしまいますが、山札を上から三枚引くことができます。個人的にはこの引いてきた三枚で必要カードが大抵揃います。
特性「そくせきじゅうでん」
自分の番に1回使える。使ったなら、自分の番は終わる。自分の山札を3枚引く。
雷雷「スクラップシュート」40+
自分のトラッシュにある「ポケモンの道具」を好きなだけロストゾーンに置き、その枚数×40ダメージ追加。
《野盗三姉妹》
【カビゴンLO】のコンセプトである、相手の山札枯らしを支えてくれるカードが、この《野盗三姉妹》になります。このカードによって、入れ替え手段を多く採用しているデッキにも強いムーブで動くことができます。
サポート
相手の山札を上から5枚見て、その中からグッズを好きなだけ選び、トラッシュする。残りのカードは山札に戻して切る。
《やまびこホーン》
【カビゴンLO】は相手の場を埋めることでも展開を邪魔していくことができます。また、相手によってはこうげきできないポケモンなどをベンチに置かずにトラッシュし、対策をしてくるデッキがあります。そんな時にこの《やまびこホーン》を使って、相手のポケモンをベンチに呼び、《ボスの指令》や《カウンターキャッチャー》を使ってバトル場を縛り付けることができます。
グッズ
相手のトラッシュからたねポケモンを1枚選び、相手のベンチに出す。
【カビゴンLO】基本的な動き
できるだけ《カビゴン》もしくは《ミミッキュ》がバトル場でスタートしていきましょう。
1ターン目は、《バトルVIPパス》や《ネストボール》などを使用して、ベンチにバトル場と別の《カビゴン》や《ミミッキュ》、《ロトムV》などのデッキを展開するにあたって必要なポケモンたちを呼んできましょう。
そして、ターン終了の前に《ロトムV》の特性「そくせきじゅうでん」を使って手札をのばしてから番を終了していきましょう。スタジアムを貼るかどうかは相手のデッキを予想して要求札を多くできるかによって、判断していくことが大切です。
手札にあればサポートカード《ペパー》を使って、展開できると安定します。また、先行で相手が多くのグッズを使いそうなデッキであると予想できたら、《野盗三姉妹》を使って邪魔していく動きも強力です。
《ロトムV》の特性「そくせきじゅうでん」によって引いてきたカードとトップで引いてきたカードたちを使いながら自分の場を展開していきます。そして、相手の場を邪魔していきます。
《ロトムV》の特性を止めるために《頂への雪道》が貼られてしまったら《ペパー》を使用して《森の封印石》を手札に加えます。ロトムVに貼ることで、vsterパワー「スターアルケミー」を使用します。そして、スタジアム《シンオウ神殿》を持ってきましょう。場合によりますが、貼らない方が強い動きになるパターンもあります。(相手も《頂への雪道》がはがせず、システムポケモンが動けない状況の時など。)
また、相手の攻撃ができなそうなポケモンがトラッシュにいった場合は、《エリカの招待》や《やまびこホーン》などを使って相手の場に出させていきましょう。
その後は、相手の場を縛ることだけを意識したプレイングを目指していきましょう。相手のデッキに応じてバトル場に出すポケモンを変えていきましょう。また、状況に応じて《野盗三姉妹》や《ボスの指令》を使っていきましょう。盤面を展開されてもどのポケモンで詰むのか、状況に応じて判断していきましょう。でしょう文を変える。
相手の採用しているエネルギーを見る方法をおすすめします。例えば【サーナイト】や【黒炎リザードン】に入っている《マナフィ》や《ジラーチ》は攻撃をすることができません。ほかにも、水エネルギーを採用していないデッキの《かがやくゲッコウガ》なども攻撃ができず、入れ替え手段も山札からなくなってしまって詰ませることができます。
基本的には、この流れになります。
上記の流れで、相手の山札を枯らすことを目指してください。
【カビゴンLO】デッキ構築のコツ
大会優勝・入賞デッキを参考にする
大会で実績のあるデッキを参考にすると、採用カードの枚数や相性の良いカードなどが分かりやすいです。
また、先日行われた大会で優勝していた【カビゴンLO】も紹介します。
Gdańsk Regionals 2024(海外版CL)にて優勝した【カビゴンLO】のデッキリストは以下の通りになります。こちらも参考にしてみてください。
《ケケンカニV》が入っている型になります。《野盗三姉妹》だけでは相手の山札枯らしに不安を感じるのであれば、採用してみることも試してみてください。
【カビゴンLO】Gdańsk Regionals 2024(2023年11/26,27開催)優勝デッキコード:nnHLLg-NHl6kM-LQL6nN
入門者向けサンプルデッキレシピ
【カビゴンLO】サンプルデッキコード:vFf5Vk-ZlXkmD-kVkfdk
【カビゴンLO】プレイングのコツ・注意点
バトル場に出しておきたいポケモン
【カビゴンLO】でバトル場において相手の邪魔をしていきたいポケモンは以下になります。
- 《カビゴン》:特性「とおせんぼ」を発動させ、相手のポケモンを逃げられなくします。
- 《ミミッキュ》:特性「しんぴのまもり」で相手のポケモンexやVからワザのダメージを受けません。
《ミミッキュ》の特性はベンチにいてもバトル場にいても発揮するものですが、《カビゴン》の特性は、バトル場にいるときにはたらくものです。
- 相手のバトル場がポケモンexやVなら、《ミミッキュ》
- 逃げるエネルギーが多いポケモンなら、《カビゴン》
自分がバトル場に出すポケモンを選べるように展開していきましょう。
ベンチに並べていきたいポケモン
【カビゴンLO】では山札から自分の次のターンに必要なカードを持ってくること、次の相手のターンをどれだけ邪魔できるかということを意識していきたいため、以下のポケモンを並べることを目指してください。
- 《ロトムV》:特性「そくせきじゅうでん」で手札の枚数を増やすことができます。
- 《カビゴン》:特性「とおせんぼ」を持つカビゴンをもう一体ベンチに並べておくことで、《あなぬけのヒモ》対策になります。
《頂への雪道》は《シンオウ神殿》に貼り替える
相手が《ロトムV》の特性をとめるために《頂への雪道》を貼ってくることがあります。その返しに《シンオウ神殿》を貼っていけると強力な動きになります。
おたがいの場のポケモンについている特殊エネルギーの効果はすべてなくなり、無エネルギー1個ぶんとしてはたらく。
もちろん、自分の理想ムーブを優先して《シンオウ神殿》を使用するのもおすすめです。しかし相手が特殊エネルギーを使わなそうであれば、相手が《頂への雪道》を貼ってきたタイミングに使用することで、効果を最大限発揮できます。
【カビゴンLO】対策・メタカード
【カビゴンLO】相性の良いカード
【カビゴンLO】を支えてくれるようなカードたちが相性が良いでしょう。ほかにも相手の山札を減らすカードや、手札を減らすカード、エネルギーをはがすカードなどもおすすめです。