Twitterで、ちーたら(@tiiiiitara)さんが素敵なデッキを紹介されていましたので、解説記事をお願いしたところ快く承諾をいただきました。
デッキを構築する際の「カードを採用するときの考え方」を詳しく解説していただき、とても参考になります。
【ふわんだりぃず】が気になっている方はぜひこちらのデッキレシピをお試しください!
「ちーたら」プロフィール
Twitterアカウント | @tiiiiitara |
これまでの実績 | 優勝5回、準優勝3回 |
初めまして。いつも東京近辺でCS等のトーナメントシーンの遊戯王をやっているちーたら(@tiiiiitara)です。
今回は先日朝霞杯で使用したふわんだりぃずについて軽くですが解説をさせていただきたいと思います。
最後までお付き合いください。
【ふわんだりぃず】デッキレシピ・実績
- メインデッキ 41枚
- エクストラデッキ 15枚
※Twitterでは笹塚csと書いてますが出たのは朝霞杯の間違いです。
【ふわんだりぃず】「朝霞杯」での実績
- 幻影 ○○
- 鉄獣 ○○
- HERO ○×○
- 鉄獣 ○○
- トナメ1 不戦勝
- トナメ2 相剣 ×○×
チームベスト8、個人4-1で終了
【ふわんだりぃず】デッキ解説
【ふわんだりぃず】解説・構築のポイント
【ふわんだりぃず】デッキの俗に言う1枚初動は《ふわんだりぃず×ろびーな》1種類のみ。後は2枚以上のカードで展開をするコンボデッキになります。
そのため手札補充(《強欲で金満な壺》等ドロソの壺シリーズ)、テーマサポートカードを多く採用しないといけないことから相手を妨害とする手札誘発や罠=自由スロットが少ないタイプです。
そんな小スロットの中でもしっかりと環境を見据えたカードで対策をしていかなければなりません。
そんな考えの元、誘発の採択を行うと《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》といった相手の1つの行動に対してこちらも1枚を使って止める動きは小スロットの考えからは難しいと思いました。
そのため、1つの行動に対しての誘発よりも打てばそのターンをスキップ出来る可能性が高いカード(そのターン特殊召喚する度にドロー出来る《増殖するG》、このターン除外出来ない《アーティファクト-ロンギヌス》等)に頼りたい思考に行き着き、cs参加する時は墓地を利用する【電脳】・【鉄獣戦線】がトップと思い《ディメンション・アトラクター》のメイン採用をチームメイトから促されました。
被ってしまったアトラクターも使ったアトラクターを《ふわんだりぃず×すとりー》にて除外。墓地にカードがないのでもう1回発動が出来る。
で墓地利用を封じて戦うことが出来るのでないか。が環境的にも合っていると思い、メイン3枚入れて対戦していってみたら、アトラクターを使ったゲームは負けなかったためメイン採用は正解だったのではないかと思います。
一緒にでるチームメイトと構築を相談していったのですが、この案をくれたチームメイトには本当に感謝しています。
初動・回し方(先攻)
前途した1枚初動の《ふわんだりぃず×ろびーな》の動きを。
- ろびーな召喚、効果で《ふわんだりぃず×いぐるん》をサーチし追加召喚
- いぐるん効果で《ふわんだりぃず×えんぺん》をサーチし追加召喚
- 2体リリースしてえんぺんをアドバンス召喚、成功時えんぺんをチェーン1、除外されているいぐるんチェーン2で発動して《ふわんだりぃずと夢の町》をサーチし夢の町をセットし相手ターンを迎えます。
相手ターンでまたいぐるん、ろびーなの順で召喚すると、鳥獣7レベル以上のモンスターをアドバンス召喚出来て《烈風帝ライザー》でフィールド1枚、墓地1枚のカードをデッキトップ、フィールド1枚バウンス、もしくは《霞の谷の巨神鳥》で何でも1枚無効を出す事が出来ます。
このモンスター達をアドバンス召喚した時に墓地の夢の町の効果を使えば相手モンスターを全て裏守備に出来、盤面に多く触る事も出来ます。
返しのターンではまたいぐるん、ろびーなを召喚して行けば再度最上級モンスターをアドバンス出来、そのまま8000以上のライフを取ることも出来ます。
初動・回し方(後攻)
この動きをすれば良いと言った動きは特になく、後攻では多く入れた壺に頼り《ふわんだりぃずと謎の地図》か《ふわんだりぃずと未知の風》、特に未知の風を持って来れるようにします。
ふわんだりぃずは2体のモンスターを並べないと強力な最上級を出すことが出来ないのですが、未知の風があると相手の伏せた罠、強力な効果を持ったモンスターを生贄素材にできるのでこのカードを駆使して捲ります。
未知の風は1枚採用なので引けない!と思われますが、謎の地図にて除外し《ふわんだりぃず×とっかん》の効果で回収を行い擬似サーチも出来るのでアクセスは思ってるよりも簡単に出来ます。
【ふわんだりぃず】の弱点と対策
ふわんだりぃず下級モンスターの効果は全て召喚時の固有効果をしてから追加召喚のため、①《エフェクト・ヴェーラー》、②《無限泡影》や③《灰流うらら》で効果全てが止まってしまいます。
《強欲で金満な壺》などの除外して発動系や、ふわんだりぃず自体の動きも除外を利用するので④《アーティファクト-ロンギヌス》も同じくキツいカードです。
これら全てを自分ターンに掻い潜ることは難しいと考えました。
ところが相手ターンになると①〜④の中で泡影は動くタイミングを変えれば打たれない。うららのみが自由に打てるカードで掻い潜るべきカードはうららのみでそれならなんとかなると思い、相手ターンで謎の地図や夢の町にて展開していくことを考えていきました。
ロンギを打ったら相手は初手5枚の手札でライザーor巨神鳥orえんぺんの妨害を夢の町で一回全てのモンスターが横になったあとに突破しないとが強いと思い、相手ターンで動くことを意識しました。
最後に
いかがだったでしょうか。軽くですが【ふわんだりぃず】の動きと構築していく際に考えていたこと、どういった動き方をして相手と戦うのかを少しでもお伝え出来てたらと思います。
解説・文章にまとめあげるのは初めての事でしたので伝わりにくい部分が多かったかと思われます。
僕のTwitterの質問箱でも出来る限りお答えしていきたいと思いますのでよろしければそちらもご活用下さい。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
最後に2(編集者より)
ちーたら(@tiiiiitara)さん、ありがとうございました!
【ふわんだりぃず】は大会でも結果を残しつつあるデッキテーマです。
環境を意識した《ディメンション・アトラクター》の採用など、参考になる知見がたくさん詰まった解説でした。
みんなも【ふわんだりぃず】でデュエルしよう!
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