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【MtG 2024年1月環境】スタンダード・パイオニア・モダン最強デッキランキング・メタゲーム【Tierトップおすすめデッキ紹介|マジックザギャザリング】

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この記事で分かること
  • スタンダード、パイオニア、モダン環境で活躍するデッキランキング
  • デッキごとの特徴・主要カード・コンボ解説
  • 各フォーマットの禁止・制限カード

2024年1月スタンダード環境最強デッキランキング

順位アーキタイプ
1位ドメイン・ランプ
2位エスパー・ミッドレンジ
3位バント・トキシック
4位ボロス召集
5位赤単アグロ
入賞数、使用率をもとに順位付け

スタンダード『カルロフ邸殺人事件』環境

2月に入り、【ボロス招集】が環境トップに躍り出ました。後日ランキングに反映します。

https://twitter.com/mtgjp/status/1756480865776062831

スタンダード環境の禁止・制限カード

2023年12月4日の禁止制限告知では、スタンダードの変更はありませんでした。

パイオニアにて、モダンの禁止・制限カードについては後述します。

環境1位:【ドメイン・ランプ|版図ランプ】

【ドメイン・ランプ】とは、「版図/Domain」と呼ばれる基本土地を参照する能力を持つカードを活用する5色デッキです。

「版図」とは

その呪文やパーマネントのコントローラーがコントロールしている土地の中の、基本土地タイプの種類数を参照する能力。

そのコントローラーのコントロールする基本土地タイプの種類の数によってその効果が増減する。

強力なリセットボタンである《太陽降下》やロングゲームを支える《豆の木を登れ》 を活用したランプデッキです。

フィニッシャー兼リソース回復も務める《偉大なる統一者、アトラクサ》によって大きく強化されました。

《力線の束縛》は版図によりごく低コストでプレイでき、かつ《豆の木を登れ》によってドローも付与されるため非常に相性が良いカードとなっています。

環境2位:【エスパー・ミッドレンジ】

【エスパー・ミッドレンジ】は、白青黒(エスパーカラー)の3色で構成される中速デッキです。

《敬虔な新米、デニック》や《黙示録、シェオルドレッド》などのハイスペックなカードを他のカードでバックアップしていく手法を取るような動きを行います。

《策謀の予見者、ラフィーン》による手札入れ替えや強化、インスタントタイミングで強化、ブロック、除去が行える《放浪皇》 などで主要なクリーチャーを支えることが多いです。

環境3位:【バント・トキシック】

【バント・トキシック】は、10個以上の取得で敗北となる「毒カウンター」を相手に付与させ、高速で勝利を狙う緑白青(バントカラー)のアグロデッキです。

「毒カウンター」とは

プレイヤーが得る特殊なカウンター。10個以上の毒カウンターを得たプレイヤーは状況起因処理によって敗北します。

毒カウンターに関連したキーワード能力には、有毒と感染と毒性が存在します。

コスト、スタッツが共に優秀な上、除去への牽制も行える《敬慕される腐敗僧》を始めとした低コストで毒カウンターを付与するカードによる高速勝利を目指します。

《血清の罠》は除去を行いつつ、毒カウンターも増やすことができるとても優秀なカードです。

環境4位:【ボロス召集】

【ボロス召集】は、白赤(ボロスカラー)で構成されるトークンを活用したビートダウンデッキです。

《毅然たる援軍》などでトークンを生み出すカードで横並びにクリーチャーを展開し、クリーチャーが支払うマナを立て替えてくれる「召集」を用いて《イーオスの遍歴の騎士》といった高性能なクリーチャーを展開するデッキ。

「召集」とは

多数のクリーチャーで共同して呪文を使うようなイメージで、「この呪文の総コストにある色マナ1点につき、あなたはそのマナを支払うのではなく、あなたがコントロールするその色のアンタップ状態のクリーチャー1体をタップしてもよい。この呪文の総コストにある不特定マナ1点につき、あなたはそのマナを支払うのではなく、あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップしてもよい。」を意味します。

増やしたトークンには《内なる空の管理人》の強化のタネや、《イモデーンの徴募兵》により火力を底上げしてフィニッシャーとなる役目もあり、まさに八面六臂、縦横無尽の大活躍。

環境5位:【赤単アグロ】

【赤単アグロ】は、ダメージを稼ぐ手段の豊富な赤1色で構成された、高速なゲームエンディングを目指すデッキ。

《血に飢えた敵対者》のような、戦場に出たターンから動くことのできる「速攻」を持つ低コストなクリーチャーを多く採用し、相手の準備が整いきる前に倒しきることを目指します。

「速攻」とは

召喚酔いと呼ばれるルールを無視し、戦場に出た(もしくはコントロールを奪った)ターンに攻撃したり、起動コストにタップ・シンボルやアンタップ・シンボルを含む起動型能力を使えるようになる能力です。

一方的にダメージを与えるチャンスを増やすため、《擬態する歓楽者、ゴドリック》などの飛行持ちを入れることも多いです。

採用するスペルも《稲妻の一撃》や《火遊び》などの軽いコストでプレイヤーにもダメージを与えるものが目立ちます。

コンセプトや取り回しが分かりやすく、よく初心者向けとされるタイプのデッキです。

2024年1月パイオニア環境最強デッキランキング

順位アーキタイプ
1位ラクドス・ミッドレンジ
2位アブザン探検
3位ボロス召集
4位ロータス・コンボ
5位独創力コンボ
入賞数、使用率をもとに順位付け

パイオニア環境の禁止・制限カード

2023年12月4日の禁止制限告知で、パイオニアは《大いなる創造者、カーン》、《地質鑑定士》が禁止。《密輸人の回転翼機》が禁止解除となりました。

環境1位:【ラクドスミッドレンジ】

【ラクドスミッドレンジ】は、黒赤(ラクドスカラー)のミッドレンジデッキ。

《鏡割りの寓話》や《黙示録、シェオルドレッド》などの「いるだけで強い」システムカードを各種の妨害でバックアップし、勝利を目指す中速のデッキです。

妨害方法が多岐にわたる点が強みであり、《思考囲い》によるハンデス、《致命的な一押し》によるクリーチャー除去、《コラガンの命令》によるアーティファクト除去やダメージ、《虚空の力線》による墓地封鎖とどんな相手でも対処を行えます。

《密輸人の回転翼機》が禁止解除されたことにより、手札の流動性が大きくあがり、さらに強力なデッキとなっています。

《太陽の執事長、インティ》と組み合わせることで疑似的なドロー加速となり、長期戦においてもしぶとく戦うだけの力を持っています。

環境2位:【アブザン探検】

【アブザン探検】は、白黒緑(アブザンカラー)で構築されたコンボデッキです。

《アマリア・ベナヴィデス・アギーレ》と《野茂み歩き》が場に出ている状態で、ライフを得るか探検を行うと・・・

STEP

野茂みの効果で回復

STEP

アマリアの効果で探検

STEP

野茂みの効果で回復

STEP

アマリアの効果で探検……

STEP

野茂みの効果で回復

STEP

アマリアの効果で探検

STEP

アマリアがパワー20となり、すべてのクリーチャーを破壊

STEP

アマリアがプレイヤーを攻撃

STEP

WIN!!!

といったコンボを狙うデッキです。

色拘束は重いものの、要求されるマナ総量が少なく、早期からコンボを行いやすい点が強みです。

《集合した中隊》や《召喚の調べ》でコンボパーツを一気に揃えることも可能。

ライフ回復兼好きな色を出せる《金のガチョウ》、降霊による除去体制を持つ《月皇の古参兵》がコンボを下支えします。

環境3位:【ボロス召集】

召集を持ち低コストで出せる上に強化も行える《敬慕されるロクソドン》や、0マナ飛行持ちの《羽ばたき飛行機械》が新たに加わってはいましが、基本的にはスタンダードとほぼ同じ動きを行います。

環境4位:【ロータス・コンボ】

青や緑、黒を中心とした土地主体のコンボを行うデッキです。

《睡蓮の原野》は対戦相手の能力の対象とならない「呪禁」な上に、好きな色を3マナ出すとても強力な土地であるものの、土地2つを生贄に捧げる重いデメリットがあります。

「呪禁」とは

「このパーマネントはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。」を意味します。

《演劇の舞台》は場に出てから土地をコピーするため、一枚目の睡蓮の原野を場に出しさえすれば、そのデメリットを無視して好きな色を3マナ出しかつ呪禁のため妨害も受けない非常に強力な土地へと変身します。

このコンボで得た甚大なマナから《出現の根本原理》につなげ、《溺神の信奉者、リーア》で墓地の呪文を再利用してアドバンテージを増やす動き、《全知》ですべての呪文をフリースペル化する動き、あるいは場の対策カードの3択を相手に強要し、ゲームを終わらせる動きが主流です。

環境5位:【独創力コンボ】

【独創力コンボ】は、赤と青をメインとした《不屈の独創力》によるコンボデッキです。

《不屈の独創力》はデッキ内のアーティファクトやクリーチャーを踏み倒して場に出せるカードです。

これを活用し、デッキ内のアーティファクトとクリーチャーを《世界棘のワーム》と《歓楽の神、ゼナゴス》のみにし、何かしらの手段で場に出したトークンを餌に独創力からこれらを同時に場に出す事で30/30・速攻・トランブルを持つワームでワンショットキルを狙うデッキ。

デッキの構造上エンチャント、ソーサリー、インスタントに頼ることが多く、コントロールデッキに近い構築となります。

トークンを生成しながら色と手札を安定させることができる《鏡割りの寓話》、非常に強力かつ低コストで発動可能な《時を越えた探索》をサポートとして入れる事が多いです。

2024年1月モダン環境最強デッキランキング

順位アーキタイプ
1位アミュレットタイタン
2位鱗親和
3位黒赤想起
4位ヨーグモス医院
5位アゾリウス・コントロール
入賞数、使用率をもとに順位付け

モダン環境の禁止・制限カード

2023年12月4日の禁止制限告知で、モダンでは《激情》、《豆の木をのぼれ》が禁止に。

環境1位 : 【アミュレットタイタン】

【アミュレットタイタン】は、《精力の護符》と《原始のタイタン》を活用した土地メインのコンボデッキ。

他のパーマネントよりも破壊されにくい土地をメインで活用したコンボデッキで、《イリーシア木立のドライアド》はコントロールしている土地にすべての基本土地タイプを与える土地であり、山でなくても《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の条件を満たす事ができ、土地を並べるだけでダメージレースで優位を取る事ができます。

また、《精力の護符》はタップ土地をすぐ使えるだけでなく、以下の流れなどでマナを出して高速に《原始のタイタン》に繋げられる強みもあり、とても相性のいいカードとなっています。

STEP

《シミックの成長室》プレイ

STEP

《精力の護符》でアンタップ

STEP

《シミックの成長室》からマナ出し

STEP

《シミックの成長室》バウンス

STEP

《樹上の草食獣》プレイ

STEP

《シミックの成長室》プレイ

STEP

《精力の護符》でアンタップ

STEP

《シミックの成長室》からマナ出し

STEP

《シミックの成長室》バウンス

除去が難しく、コンボを行う猶予を与える上に、コンボ後のアドバンテージも補給する《一つの指輪》、土地であり、アーティファクトの数だけ打点が増えるトークンを出し、《精力の護符》までサーチできる《ウルザの物語》とは非常に相性がいいです。

環境2位 : 【鱗親和】

【鱗親和】は、《硬化した鱗》と軽量アーティファクトを多く採用したアグロデッキです。

《硬化した鱗》により《搭載歩行機械》などに乗るカウンターの数が増え、アドバンテージを産む事ができます。

《硬化した鱗》がある場で《電結の荒廃者》を使うことで打点を大きくあげフィニッシュを狙ったり、《墨蛾の生息地》にカウンターを乗せ、毒カウンターによるワンショットキルも狙えます。

環境3位 : 【黒赤想起】

【黒赤想起】は、黒赤で組まれたミッドレンジデッキです。

《一つの指輪》対策となる《オークの弓使い》、指輪対策をしつつ指輪をさらに有効に使うことができる《黙示録、シェオルドレッド》で相手の動きを抑止するメタビート気味のデッキ。

想起効果でマナが無くてもハンデスの行えるクリーチャーである《悲嘆》は《まだ死んでいない》を活用して繰り返し場に出すことができ、コンボパーツを潰す動きが非常に強力です。

赤を入れた2色かつ色拘束が緩めなデッキであるため、メインデッキから《月の大魔術師》を採用する事で土地コンボに対しても強い圧力をかけることができます。

環境4位 : 【ヨーグモス医院】

【ヨーグモス医院】は、《スランの医師、ヨーグモス》を採用したコンボデッキです。

STEP

マナを加速し、《スランの医師、ヨーグモス》を出します。

STEP

ここから《若き狼》や《絡み根の霊》といった不死能力のクリーチャーを2体並べ、1体を生贄、もう1体に-1/-1カウンターを載せます。

STEP

不死で復活→先ほど生贄にしなかったものを生贄にし、不死で復活したものに-1/-1カウンターを載せ、+1/+1カウンターを打ち消します。

こうすればライフの許す限りドローを行うことができ、血の芸術家などを出し、相手のライフを削り切って勝利する動きが主流です。

指輪物語リリースにより《喜ぶハーフリング》、《オークの弓使い》を組み込めるようになって大幅に強化されました。

タフネスが2であり、《レンと六番》を始めとする1点の除去に引っかからない上、《スランの医師、ヨーグモス》などの伝説の呪文の打消しまで防ぐ《喜ぶハーフリング》、相手のコンボ阻害をしつつライフも削り、《異界の進化》からヨーグモスを持ってこれる《オークの弓使い》により、コンボだけでなくビートダウンによる勝利といった柔軟な動きが行えるようになりました。

環境5位 : 【アゾリウス・コントロール】

【アゾリウス・コントロール】は、白青(アゾリウスカラー)の2色を使ったコントロールデッキです。

素出しでも強い上に、想起効果でコントロールの苦手な序盤を大きく助ける《孤独》や《緻密》により安定度が上昇しました。

相手の展開を《否定の力》、《時を解す者、テフェリー》、《至高の評決》といったカードで防ぎ、少しずつ相手との差をつけていきます。

フィニッシャーとしては《ストーム・ジャイアントの聖堂》か《孤児護り、カヒーラ》が採用される場合が多いです。

特にカヒーラは《孤独》や《緻密》との相性がよく、ルール上メインデッキに入れなくても良いため、よく用いられています。

また、《一つの指輪》も相性がよく、プロテクションによりダメージを跳ね除ける点、ピッチスペルによって失った手札を大量ドローにより補強し各種コントロールカードに繋げられる点が非常に強力です。



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ABOUT US
第二倉庫管理人
第二倉庫管理人
月間400万PVのTCG専門情報サイト「第二倉庫メディア」の管理人・編集者。

黎明期の遊戯王で初めてトレカに出会い、約25年間で様々なカードゲームを遊んできています。

遊ぶだけでなく、これまでにトレカに関わるサービスをいくつか立ち上げたり、データを分析してプレイヤーの理解を深めたりしています。

このサイトでは、ツイッターの話題を中心に取り上げ、読者が楽しめるだけでなく、元アカウントがより広く認知されることで、業界の活性化に繋がればと思っています。

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