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【ボロス招集】デッキの回し方・展開例・相性の良いカード【入門向け徹底解説|MtG スタンダード】

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【ボロス招集】とは

【ボロス招集】は《上機嫌の解体》などによって早期に大量のクリーチャーを展開し、そのクリーチャーからマナを出して唱えられる「招集」メカニズムを有する呪文や全体強化を行う呪文を用いて高速で相手のライフを削り切るビートダウンデッキです。

メインデッキの理想展開が非常に強く、最速で4ターン目にはライフを削り切ってしまうため、特にMtGアリーナのBo1でランクを上げるのに適しています。

また、サイドチェンジを含むBo3であっても多彩な攻め手を用いることができるため、ビートダウンとしては柔軟な戦い方をしていけます。

デッキコンセプト・強みと弱み

デッキコンセプト

【ボロス招集】は、大量展開したクリーチャーに全体強化呪文をかけ、相手のライフを一気に削り切るパワフルなビートダウンがコンセプトです。

《ヴォルダーレンの美食家》または《ひよっこ捜査員》で出したアーティファクト・トークンを《上機嫌の解体》で生贄に捧げるなどの方法で早期に大量のクリーチャーを戦場に展開します。

これらのクリーチャーをタップすることで、《イーオスの遍歴の騎士》を1マナで召喚しつつ失った手札を補充し、並んだクリーチャーに《イモデーンの徴募兵》や《先導者の号令》の全体強化呪文をかけることで、相手のライフを一気に削り切ります。

強みと弱み

強み
  • 自分の展開を押し付ける力が非常に強く、理想的な動きをした時には大半のデッキを圧倒できる出力を発揮する
  • 《イーオスの遍歴の騎士》や手がかり・血トークンなどリソースを動かせる手段が多く、ビートダウンデッキとしては比較的息切れしにくい
  • 「瞬足」持ちのクリーチャーや「速攻」を付与するクリーチャー、相手ライフに直接ダメージを与えるエンチャントなど、ライフを攻める手段が多彩かつ豊富である

【ボロス招集】は、とにかく自分の展開を通すことができれば、少々相手に除去カードなどで対応されたところで、最早逆転は叶わないほどにライフを削ることができるのが強みです。

先攻で理想的な展開を行えた場合、相手がスタンダード最軽量の全体除去呪文である《集団失踪》を唱えられるようになる4ターン目には相手のライフが6点になっているほどの凄まじい出力を発揮します。

このことから、目指すべきゴールが非常に明確かつ強力であるため、MtG初心者であっても比較的簡単に盤面を動かし、勝ちに行くことができるデッキです。

また、ビートダウンデッキの傾向として「マナコストの軽いカードを連続で使用するために手札が尽きやすく、場合によっては攻め手が完全に止まってしまう」ということが挙げられます。

【ボロス招集】においては展開の中で自然と手札を増やしたり、整えたりすることができるほか、相手のライフを攻める手段が多岐にわたっているため、中盤以降もしっかりと選択肢を残しながらゲームを進めていくことができます。

弱み
  • 2色で構成されるビートダウンデッキであるため、土地の出せる色と手札のカードが噛み合わない「色事故」を起こしやすい
  • 現在のスタンダードにおいては展開を1枚でひっくり返してしまう全体除去カード(《太陽降下》など)の種類が豊富で、採用しているデッキも多い
  • 《上機嫌の解体》などに打消しを当てられると一気に攻撃力が下がることがある

2色で構成される【ボロス招集】は、マナの供給の面で、単色で構築されたビートダウンデッキよりも動かしきれないリスクが高くなっています

【ボロス招集】の序盤の理想展開は、《ひよっこ調査員》または《ヴォルダーレンの美食家》から《上機嫌の解体》に繋げることですが、特に《ひよっこ調査員》のルートでは2ターン目までに赤と白両方のマナが必要になります。

また、《先導者の号令》のような多色カードも採用されていてかつ、ビートダウンデッキである都合タップ状態で出る土地によって1ターン動きが遅れることが致命傷になり得ます。

もう一つの弱点として、現在のスタンダード環境のデッキに、展開を1枚でひっくり返してしまう全体除去カードの種類が豊富に採用されていることが挙げられます。

《集団失踪》や《太陽降下》といった全体除去呪文に加えて、序盤において非常に強力にはたらく打ち消し呪文《かき消し》などのこちらの展開を強烈に妨害してくるカードの種類が多く、採用率もそれなりに高いです。

特に《上機嫌の解体》に《かき消し》を当てられたり、展開が遅れたところに《集団失踪》を当てられたりすると相手のライフを攻める手が一気に遅れてしまうことがあるでしょう。

【ボロス招集】の主要カード

【ボロス招集】の主要カードを紹介します。

《ひよっこ捜査員》

《ひよっこ捜査員》は【ボロス招集】の最序盤の動きを決定づける重要なカードです。

手がかり・トークンを生成するという能力自体はシンプルですが、1マナ1/2というスタッツに加えて人間部族という極めて優秀なボディを持っています。

《ひよっこ捜査員》

Novice Inspector / ひよっこ捜査員 (白)
クリーチャー — 人間(Human) 探偵(Detective)

ひよっこ捜査員が戦場に出たとき、調査を行う。(手掛かり(Clue)トークン1つを生成する。それは、「(2),このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)

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《ヴォルダーレンの美食家》

《ヴォルダーレンの美食家》もまた、【ボロス招集】の最序盤における重要なカードです。

《ひよっこ捜査員》からタフネスが下がり、出すトークンも血・トークンになった代わりに相手のライフに直接ダメージを与える効果が付いており、戦場に強力なブロッカーを建てられた状況ではあちらよりも活躍が見込めます。

《ヴォルダーレンの美食家》

Voldaren Epicure / ヴォルダーレンの美食家 (赤)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)

ヴォルダーレンの美食家が戦場に出たとき、これは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。血(Blood)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)

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《上機嫌の解体》

《上機嫌の解体》はわずか1マナで3体ものクリーチャーを展開できるカードで、【ボロス招集】を成立させる立役者とも言える存在です。

アーティファクトの破壊はコストとしてではなく、効果の一部として行われているため打ち消しをもらった場合は破壊する必要がないことは覚えておきましょう。

また、トークンこそ出せないものの、相手のアーティファクトを破壊することもできるため、たっぷり+1/+1カウンターが乗った培養器・トークンなどが戦場に居座っている場合にはこれでどかすことも視野に入れましょう。

《上機嫌の解体》

Gleeful Demolition / 上機嫌の解体 (赤)
ソーサリー

アーティファクト1つを対象とする。それを破壊する。あなたがそのアーティファクトをコントロールしていたなら、赤の1/1のファイレクシアン(Phyrexian)・ゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークン3体を生成する。

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《イーオスの遍歴の騎士》

《イーオスの遍歴の騎士》は【ボロス招集】の「招集」の部分を一手に担うカードです。5マナのカードですが、自身の「招集」能力によって実質的なマナコストは2以下で召喚することができ、一度着地してしまえば山札の上6枚から後続のクリーチャーを2体も持ってきてくれます。

【ボロス招集】に採用されているクリーチャーはほとんどが2コスト以下であるため、全体除去で戦場を流されてしまった後からでもしっかり立て直しを図ることができるでしょう。

《イーオスの遍歴の騎士》

Knight-Errant of Eos / イーオスの遍歴の騎士 (4)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

召集
イーオスの遍歴の騎士が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード6枚を見る。あなたはその中から、マナ総量がX以下であるクリーチャー・カード最大2枚を公開してもよい。Xは、イーオスの遍歴の騎士を召集するためにタップしたクリーチャーの数に等しい。公開したカードをあなたの手札に加え、その後、ライブラリーを切り直す。

4/4

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《イモデーンの徴募兵》

《イモデーンの徴募兵》は【ボロス招集】が相手のライフを攻めるにあたって用いる必殺技となる1枚です。これ自身を含めた自分のクリーチャー全てに速攻を付与できるため、全体強化でありながら、単体でも即時打点になれる柔軟さがあります。

出来事として《兵団の訓練》という2/2のトークン2体を生成するソーサリーが付いていますが、こちらを使用できる頃には相手のライフを削り切っていたいデッキなので基本的にはクリーチャー面で使うことになります。とはいえ、相手の妨害を受けてゲームが長引いてしまった際に別の選択肢があるというのは強力です。

《イモデーンの徴募兵》

Imodane’s Recruiter / イモデーンの徴募兵 (2)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

イモデーンの徴募兵が戦場に出たとき、ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+1/+0の修整を受け速攻を得る。

2/2
Train Troops / 兵団の訓練 (4)(白)
ソーサリー — 出来事(Adventure)

警戒を持つ白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークン2体を生成する。(その後、このカードを追放する。後で追放領域にあるこのクリーチャーを唱えてもよい。)

《先導者の号令》

《イモデーンの徴募兵》と同じ全体強化ですが、こちらは速攻付与による追加のダメージの代わりに、クリーチャーの登場に反応して直接ダメージを与える効果を持っています。

単体でできることはほとんどありませんが、その分効果が長持ちするため、相手に《黙示録、シェオルドレッド》や「絆魂」持ちのクリーチャーを建てられてロングゲームを挑まざるを得ない時により活躍が見込めるカードです。

《先導者の号令》

Warleader’s Call / 戦導者の号令 (1)(赤)(白)
エンチャント

あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、戦導者の号令は各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。

先導者の号令
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《門道急行の事件》

戦場にいる自分のクリーチャーの分だけダメージを与えて除去ができるカードです。

【ボロス招集】では簡単に大きめのクリーチャーも破壊することができる点でそもそも相性が良いですが、解明による追加効果が全体強化と、デッキの要求を完璧に近い形で満たしてくれるカードです。

盤面にクリーチャーを展開するタイプのビートダウンデッキにとって、相手に《敬虔な新米、デニック》のような、マナコストが軽いわりにそれなりのスタッツを持つ「絆魂」持ちのクリーチャーを建てられると攻めあぐねるが、いちいち除去していてはテンポが悪くなって相手の全体除去が間に合ってしまうというありがちな悩みを、このカード1枚で解決してくれています。

《門道急行の事件》

Case of the Gateway Express / 門道急行の事件 (1)(白)
エンチャント — 事件(Case)

この事件(Case)が戦場に出たとき、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。あなたがコントロールしている各クリーチャーはそれぞれ、そのクリーチャーに1点のダメージを与える。
解明条件 ― このターンに3体以上のクリーチャーが攻撃した。(未解明なら、あなたの終了ステップの開始時に解明する。)
解明完了 ― あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。

《内なる空の管理人》

 起動コストこそ重たいものの、単体でサイズアップと「飛行」「警戒」の付与ができるので、出力の低いビートダウンデッキとの対戦で建てることができれば、相手のクリーチャーによる攻撃をシャットアウトしてくれます。

また、相手のブロッカーをすり抜けてダメージを稼ぐこともでき、攻守両面で活躍が見込めるカードです。

《内なる空の管理人》


Warden of the Inner Sky / 内なる空の管理人
 (白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)

内なる空の管理人の上に3個以上のカウンターがあるかぎり、これは飛行と警戒を持つ。
アーティファクトやクリーチャーでありあなたがコントロールしていてアンタップ状態である3つをタップする:内なる空の管理人の上に+1/+1カウンター1個を置く。占術1を行う。起動はソーサリーとしてのみ行う。

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内なる空の管理人 日本語
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基本的な動き

【ボロス招集】

STEP

序盤では、《ひよっこ捜査員》と《ヴォルダーレンの美食家》から出したトークンを《上機嫌の解体》の対象に取ったり、《毅然たる援軍》を使ったりしてクリーチャーをどんどん横に並べていきましょう。

《内なる空の管理人》はこれ自身もタップできるため、《ひよっこ捜査員》または《ヴォルダーレンの美食家》が絡めば攻撃の手を緩めないままで早々に能力を起動していけます。

STEP

中盤では、序盤に展開したクリーチャーをタップして《イーオスの遍歴の騎士》を召喚しましょう。

引けていない場合は全体強化のうち、早期に設置するメリットが最も大きい《先導者の号令》を置くのがよいでしょう。

相手が《黙示録、シェオルドレッド》や「絆魂」持ちのクリーチャーを出してきた時には《門道急行の事件》を使ったり、《内なる空の管理人》を飛行にして攻撃したりと攻め手を切らさないようにするのが重要です。

STEP

終盤では、全体強化呪文を使って勝負を決めにかかります。これまでに展開したクリーチャーが残っているなら最早相手のライフは風前の灯火です。早々にゲームを畳んでしまいましょう。

もし、相手の全体除去呪文で流されてしまったなら特に《イモデーンの徴募兵》を使うタイミングが重要になってきます。

マナコストの軽いクリーチャーや《上機嫌の解体》を引き込むのを待ってから攻めていきたいところですが、その間に《偉大なる統一者、アトラクサ》などを建てられてしまっては一気に形勢をひっくり返されてしまいます。

相手が《スパーラの本部》のような3色土地を多く採用していたり、《執念の徳目》や《もがく出現》のような墓地からクリーチャーを吊り上げる呪文を使っている場合には特に注意が必要です。

デッキ構築のコツ

大会優勝・入賞デッキを参考にする

大会で実績のあるデッキを参考にすると、採用カードの枚数や相性の良いカードが分かりやすいです。

サンプルデッキレシピ

60枚デッキ
4《ヴォルダーレンの美食家》
4《ひよっこ捜査員》
4《内なる空の管理人》
4《上機嫌の解体》
2《魅力的な悪漢》
4《毅然たる援軍》
4《門道急行の事件》
4《イモデーンの徴募兵》
4《先導者の号令》
4《イーオスの遍歴の騎士》
2《皇国の地、永岩城》
3《平地》
4《山》
2《反逆のるつぼ、霜剣山》
4《戦場の鍛冶場》
3《日没の道》
1《ミレックス》
2《魂の洞窟》
15枚サイドボード
2《祭典壊し》
3《失せろ》
4《ゴバカーンへの侵攻》
2《痛烈な一撃》
2《石術の連射》
2《魔女跡追いの激情》

プレイングのコツ・注意点

理想展開を狙いすぎない

理想展開を狙ってマリガンをしすぎないようにしましょう。

先述した【ボロス招集】の基本的な展開は、大半のデッキを一方的に倒すことのできる強烈な動きですが、それを狙ってマリガンをしすぎるとただでさえ手札の細いビートダウンデッキであるにも関わらず、息切れが早まってしまいます

2~3枚の土地と、序盤から展開していけるクリーチャーがあれば充分です。その時点でキープして全体強化は12枚も入っているので、必要になるターンまでにはおおよそ引き込むことができるでしょう。

「魂力」土地を上手く活用する

【ボロス招集】は、「魂力」能力を持つ土地である《反逆のるつぼ、霜剣山》と《皇国の地、永岩城》を上手く活用することが重要です。

《反逆のるつぼ、霜剣山》

Sokenzan, Crucible of Defiance / 反逆のるつぼ、霜剣山伝説の土地
(T):(赤)を加える。
魂力 ― (3)(赤),反逆のるつぼ、霜剣山を捨てる:無色の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークン2体を生成する。ターン終了時まで、それらは速攻を得る。この能力を起動するためのコストは、あなたがコントロールしている伝説のクリーチャー1体につき(1)少なくなる。

PSA鑑定品 反逆のるつぼ、霜剣山
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《皇国の地、永岩城》

Eiganjo, Seat of the Empire / 皇国の地、永岩城
伝説の土地

(T):(白)を加える。
魂力 ― (2)(白),皇国の地、永岩城を捨てる:攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーのうち1体を対象とする。これはそれに4点のダメージを与える。この能力を起動するためのコストは、あなたがコントロールしている伝説のクリーチャー1体につき(1)少なくなる。

《反逆のるつぼ、霜剣山》は単純に速攻持ちのクリーチャー・トークンを生成する効果なので手なりで扱っていけますが、《皇国の地、永岩城》には少しテクニックが必要です。

《皇国の地、永岩城》の「魂力」能力は自分のクリーチャーを対象にとることができます。

この特性により、相手に《偉大なる統一者、アトラクサ》のようなスタッツの高い「絆魂」持ちクリーチャーを建てられてしまった以下のような状況であっても、プレイ次第で解決できる場合があります。

ライフ戦場
相手4点
《偉大なる統一者、アトラクサ》×1体
自分16点《ヴォルダーレンの美食家》×2体
《イモデーンの徴募兵》×1体
《先導者の号令》×1体

このままでは、こちらがクリーチャー3体で攻撃してもどれか1体を《偉大なる統一者、アトラクサ》にブロックされれば「絆魂」によってライフを回復されてしまい、削り切ることができません。

しかし、《皇国の地、永岩城》が手札にあれば話は変わってきます。

「魂力」効果を《偉大なる統一者、アトラクサ》にブロックされた自分のクリーチャー(ここでは《イモデーンの徴募兵》)を対象に発動してみましょう。

発動することで、《イモデーンの徴募兵》はダメージを与え合う前に破壊され、《偉大なる統一者、アトラクサ》とダメージを与え合う処理が発生しなくなります。

よって、「絆魂」によるライフの回復が起きず、残りの《ヴォルダーレンの美食家》2体の攻撃が相手のライフを削り切ってくれます。

相性の良いカード

《威厳あるバニコーン》

《威厳あるバニコーン》は、自分の戦場にあるパーマネントの数だけスタッツが上がるクリーチャーです。

【ボロス招集】ではクリーチャーやアーティファクト・トークンが大量に戦場に並ぶため、2マナとは思えないようなサイズまで成長することもしばしばあります。

緑単のようなサイズでの押し合いになりやすい対面や、除去を全体除去呪文に頼り切っているコントロールデッキ相手には圧力をかけていくことができるでしょう。

反対に、小型のクリーチャーを展開するデッキに対しては「トランプル」や「飛行」を持たないため、他の採用カードと比べてできる仕事が少なくなってしまいます。

《威厳あるバニコーン》

Regal Bunnicorn / 威厳あるバニコーン (1)(白)
クリーチャー — 兎(Rabbit) ユニコーン(Unicorn)

威厳あるバニコーンのパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールしていて土地でないパーマネントの数に等しい。

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《血滾りの福音者》

《血滾りの福音者》は、《イモデーンの徴募兵》や《先導者の号令》とは異なり、出してすぐに全体強化をしてくれるわけではありません。

しかし、「飛行」持ちのクリーチャー・トークンを展開してくれることに加え、除去を受けても死亡時誘発によって損をしない点で非常に優れています。

《血滾りの福音者》

Sanguine Evangelist / 血滾りの福音者 (2)(白)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) クレリック(Cleric)

喊声(このクリーチャーが攻撃するたび、ターン終了時まで、これでないすべての攻撃クリーチャーは+1/+0の修整を受ける。)
血滾りの福音者が戦場に出たか死亡したとき、飛行を持つ黒の1/1のコウモリ(Bat)・クリーチャー・トークン1体を生成する。

2/1

《エリシュ・ノーン》

《エリシュ・ノーン》は、【ボロス招集】ミラーのような、相手もこちら同様に大量のクリーチャーを展開するタイプのデッキであった時に有用なクリーチャーです。

これを出して総攻撃をかけると、相手にブロックされてダメージを受ける度にライフの支払いが発生し、ブロックされてもされなくても結局ライフを削ることができるようになります。

《エリシュ・ノーン》

Elesh Norn / エリシュ・ノーン (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)

警戒
対戦相手がコントロールしている発生源1つがあなたやあなたがコントロールしているパーマネント1つにダメージを与えるたび、そのプレイヤーが(1)を支払わないかぎり、その発生源のコントローラーは2点のライフを失う。
(2)(白),これでないクリーチャー3体を生け贄に捧げる:エリシュ・ノーンを追放する。その後、これをオーナーのコントロール下で変身された状態で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行う。

3/5

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ABOUT US
kayano
2024年からライターとして活動開始。以来、《怒流牙忍法次元隠しの術》の素晴らしさを広めるべく、《大神砕グレイトフル・ライフ》の背中に乗ったまま執筆道を邁進している。座右の銘は、「相手のターンに《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を誘発させて出す《電流戦攻セブ・アルゴル》から出る《勝利のプリンプリン》が一番味するわな。」